地域でおしごと!地域おこし協力隊の魅力

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(25)暮らす地域がお仕事のフィールドになる

みなさん、こんにちは!
福島県郡山市地域おこし協力隊「えみたろ」こと菅井恵美です!

みなさんは「地域おこし協力隊」というお仕事はご存知ですか?
あまり聞き馴染みがない方も多いかもしれませんが、ご存じの通り私の職業が郡山市の「地域おこし協力隊」です!
2020年6月に着任したので、今月でちょうど3年目を迎えます。
現在、郡山市内では私含め2名で活動していますが、福島県内では200名を超えるなど、多くの地域で地域おこし協力隊が活動し地域課題に取り組んでいます。

 

そこで今回は、私のお仕事紹介も兼ねて「地域おこし協力隊」についてお話ししていきます!

ちなみに、コラムを始めた最初の記事は着任1年目で、チラリと郡山について書かせていただいております!
今読み直してみると、とっても懐かしいですね〜

 

東京から郡山へ、移住一年目

 

 

「地域おこし協力隊」とは?

2009年(平成21年)、総務省で制度化されたのが「地域おこし協力隊」です。その後、14年の間に隊員数も増え、現在は全国で6,400人を超える地域おこし協力隊が活躍しています。

総務省によると『「地域おこし協力隊」とは、都市地域から過疎地域等へ移住し(住民票を異動)、地域ブランドや地場産品の開発・販売・PR等の地域おこし支援や、農林水産業への従事、住民支援などの「地域協力活動」を行いながら、その地域への定住・定着を図る取組』とされています。また、その活動任期はおおむね1年から3年※と定められています。
(2019年〜2021年はコロナ禍により活動に影響を受けた地域おこし協力隊は、最長2年の活動任期延長の特例措置が認められいたりするなど、柔軟な活動が進められています。)

地域おこし協力隊の活動内容は様々で、移住定住促進や地域のPRを担う観光振興や和紙や伝統文化を継承・PRする文化振興などなど……。各地域の課題に合わせた活動に取り組み、3年後には起業したり事業継承したり、はたまた違う角度から地域に関わったりと、卒業後についても様々です。

そんな中、私はというと、農業振興という分野の中でふくしま逢瀬ワイナリーの魅力発信や農作物の栽培に関することを担っています。今年で3年目ということもあり、ワイナリー以外のお米(米粉など)やお野菜、特産品である鯉に関する事業にも携わらせていただいています。

 

 

お仕事をしながら地域を知る。

地域おこし協力隊として活動する方の中にはUターンで地元に戻られる方もいれば、私のようにIターン移住する方もいたりと様々です。その理由も家族でいなか暮らしがしたい方がいらっしゃれば、その地域に恋をして、なんていう方も。

それぞれの境遇がある中で、私自身が実際に地域おこし協力隊として活動してみて思うことは、地域おこし協力隊の魅力は何より「お仕事をしながら地域知ることができる」という点です。

Iターン移住である私は、郡山市は「遊びに行く場所」でした。お買い物したり、ラウンドワンに行ったり、ご飯を食べたり。郷土料理らしいものというと「クリームボックス」を食べたとか、そのくらいの記憶です。ただ、ものすごくいなかとも感じないし、東京に帰ると雑音や人混みで疲れてしまっていたのもあり程よく都会で程よくいなかな郡山は住んでみたい!と思う場所のひとつでした。

Uターン移住であったとしても「地域を見つめる」ということはしてこなかったかもしれません。

 

 

一緒に地域を盛り上げる

いかがだったでしょうか。あなたがが住んでいる地域にも、地域おこし協力隊がいるかもしれません。首都圏に住んでいる方で田舎暮らしがしたい、移住がしたいという方には、地域おこし協力隊という選択肢もいいかもしれませんよ?
ただし、地域おこし協力隊だけでなく、そこにお住いの方も含めたみんなで色々な形で地域の魅力を発信していくことがいいのかもしれませんね。

 

 

【自己紹介】
みなさん、初めまして!福島県郡山市の地域おこし協力隊、菅井恵美と申します。
私は東京生まれ東京育ちで、高校~大学と調理師や栄養士の勉強をしてきました。卒業後は区立保育園などに勤務していましたが、「地域に関わるお仕事がしたい!」と思い2020年6月に福島県郡山市へ移住しました。
郡山市はご飯がおいしいし人も温かい、とても住みやすい街だと感じています。このコラムではそんな素敵な町、郡山市の魅力を余すところなくお伝えしていきたいと思いますので、よろしくお願いします!