もしも子どもが交通事故に遭ったら… 知らないと損する健康保険のお話。

  • コラム

みなさん、こんにちは!
福島県在住の野菜ソムリエプロ、料理研究家の「いそくみ」こと磯貝久美子です。

【困惑した、突然の出来事】

昨年の11月某日。
その日は休日で、人と会う約束をしていました。
約束の時間の数分前、娘の学校から電話がかかってきました。
「娘さんが自転車で下校途中、自動車と接触する事故に遭いました。救急車で病院に搬送されましたが、大したことないので安心してください。詳細が分かり次第、またご連絡いたします。」

 

【大したことないので安心してください】

その後私は、約束をしていた方に連絡し、一旦家に戻りました。
後から思えば、大変なことだったのですが、教頭先生の「大したことないで安心してください。」という言葉が心に響いていたみたいです。
家に戻った時点で2度めの電話をいただき、受診歴のある病院に搬送されたとのことで、娘の保険証と診察券を準備して、まだその時点で入院になるかも分からなかったのですが、とりあえず携帯電話の充電器を持って、病院に向かいました。
一晩の経過観察の結果、両足の骨折が確認され1ヶ月以上の入院が余儀なくされたのです。
入院中はコロナ禍ということもあり、面会は禁止でした。
1人で入院している娘を想って、何度涙したか分かりません。しかし、一番大変だったのは本人ですよね。基本的に相部屋でしたが、病棟関係者の濃厚接触者になる度にPCR検査を受け、1人部屋に隔離される状況でしたが、娘は感染せずに済みました。

【治療費の自己負担】

その後、入院から数日が過ぎた時、職場の方に入院費の話をされました。
その時は無知でしたが、通常交通事故での受診では健康保険は使えないイメージがありますが、手続きをして受理されれば、健康保険が使用できるとのことでした。
私は、慌てて手続きを進め、満額の医療費を負担することなく、娘がまだ医療費助成の対象だった為、少ない負担額で治療を受けることができました。
ただし、通勤中や業務中の事故の場合は健康保険を使用することはできないそうです。
また、自転車保険に加入している方も多いかと思いますが、子ども側の過失により相手側への補償が必要になった場合、PTAで加入している保険の対象にもなるそうなので、万が一の場合は、学校にも問い合わせると良いでしょう。

 

【退院後は暫く松葉杖生活でした】

片足が地面につける様になり、松葉杖に慣れた年末ギリギリで退院することになりました。
学校は車で片道30分かけて送迎、お風呂も介助が必要でした。
当初、全治3カ月と診断されましたが、結局松葉杖が外れたのが4月に入ってからでした。
そして、今も通院中ですが、ようやく普段の生活に戻ってきました。

何事もないことに越したことはないですが、万が一の為の知識はあった方が良いですよね。
皆様も事故に遭わない様、お気をつけくださいね。

 

 

【自己紹介】
福島県在住の野菜ソムリエプロ、食育指導士、三ツ星タマリエなど食の資格を持つ料理研究家の「いそくみ」こと磯貝久美子と申します。
プライベートでは、ひとり親として大学生、高校生、中学生の三姉妹の母をしております。このコラムでは食育をメインに約4年前から2年かけて-22kgの減量を達成した経験をいかしてダイエットの話、ひとり親ならではの子育て論、生活の知恵等を発信していきます。よろしくお願いいたします!