(17)私の考える“移住”
みなさん、こんにちは!
福島県郡山市地域おこし協力隊の「えみたろ」こと菅井恵美です!
秋も深まりすっかり衣類も長袖に。朝晩の冷え込みや、肌にキーンと刺すような冷たさ、そして金木犀の香りがふわっとしてきているところも、季節が移り行くこの時期のいいところですよね。
さて、今日は以前のコラムで「仕事」「暮らし」について私の経験談も交えながらご紹介しました。
移住を決断!どうする?職探し!
職探しの次は住まい!「郡山、広すぎてわからない問題」を解決!
今回も少し仕事と暮らしについてお話していきます!
いなかでの仕事・暮らしについて考える
以前の記事では「仕事」「暮らし」に関する内容を別々の記事でお話していました。
ただ正直に申し上げて、移住を検討する時には夢と希望だけでは成り立ちません。
世の中で暮らしていくための住まいや暮らしに関する情報収集、暮らしていくための仕事が必ず必要です。
そして、これらを検討した上で、本当にその地で生活していけるのかということを自分に問いかけていく必要があります。
例えば、お仕事について。
都内でお仕事をされていた方が福島県内の企業さんへ転職するとします。
都内から転職するにあたって理解していなければならないのが「収入の違い」です。
最低賃金が地域によって異なりますし、同じ業種でも東京と福島では年収が変わります。
どのくらい違うのかというと、転職・求人サイトdodaにて公開されている平均年収ランキング(47都道府県・地方別の年収情報)( https://doda.jp/guide/heikin/area/ )で比較すると、東京都と福島県で年収の差は約60万円あります。
「田舎なら物価が安い」ともいえますが、場所によっては自動車の購入を検討しなければなりませんし、郡山市街地の賃貸住宅のお家賃がめちゃくちゃ安いかと言われればそうではありません。
スーパーで購入するお野菜やお肉などが少し安いかな(どちらかというと鮮度がいい!)という印象がある程度で、単純に数字だけを見れば東京でお仕事をしている方が収入はあります。
そのようなことを念頭に、いなかで暮らすことのメリットを考えなくてはなりません。
率直に、私自身がこの2年、郡山市で暮らしていて感じたメリットはこんな感じです。
- 狭い電車内で通勤ラッシュのおしくらまんじゅうしなくて済む
- お野菜の鮮度がいい(地元のお野菜コーナーがある)
- 場所によっては自転車で十分生活できる!
- 大きい公園が市外郊外に沢山ある
- 人込みなどの息苦しさを感じない
逆に、デメリットとして感じていることはこんな感じです。
- 運転免許を持っていない または ペーパードライバー(慣れるしかない!!!)
- 雪が結構降る(地域の人の言う「そうでもない」は東京出身者の「やばい量」)
- トレンドのお店がない
基本的には慣れれば問題ないことばかりですが、例えばSNSで人気のタピオカ屋さんだとか、原宿にあるお洋服のブランドだとかはないかもしれません。
ただ、今は通販も充実しているので、私自身はそこにデメリットをあまり感じていないのも事実です。
このようにメリットとデメリットを天秤にかけて、そこに生活や仕事などを積み上げて新生活を想像することが、新生活に踏み込む前の大切なポイントなのかな、と思っています。
福島で仕事と暮らしを両立させませんか?
楽しみと不安でいっぱいになる移住。
しっかりと情報収集をし、先輩移住者のお話を聞いて福島県への移住を検討してみてくださいね。
そして!首都圏にお住まいの方へお知らせです。
11月27日(日)に東京・有楽町にて「福島しごと・くらしフェア」が開催されます。
当日、私も一般社団法人地域おこし協力隊活動推進協会のブースにて出展していますので、お気軽にご相談にいらしてください♪
ご相談者様にはえみたろチョイスの“福島のおいしいもの”をプレゼントします!
福島しごと・くらしフェア
https://fukushima-kurashi-shigoto2022.jp/
【自己紹介】
みなさん、初めまして!福島県郡山市の地域おこし協力隊、菅井恵美と申します。
私は東京生まれ東京育ちで、高校~大学と調理師や栄養士の勉強をしてきました。卒業後は区立保育園などに勤務していましたが、「地域に関わるお仕事がしたい!」と思い2020年6月に福島県郡山市へ移住しました。
郡山市はご飯がおいしいし人も温かい、とても住みやすい街だと感じています。このコラムではそんな素敵な町、郡山市の魅力を余すところなくお伝えしていきたいと思いますので、よろしくお願いします!