(20)冬の郡山は鯉に恋する季節❤︎
みなさん、こんにちは!
福島県郡山市地域おこし協力隊「えみたろ」こと菅井恵美です!
10年に一度の大寒波が到来し、我が家も寒さ対策に力を入れる日が続いています。
みなさんのお家ではいかがでしょうか?
私は東京ではあまり気にすることがなかった水道管凍結の対策をはじめ、郡山へ移住して3年が経つものの未だに冬籠りは慣れません…。
こたつが恋しくなる日々。
恋しい…
恋…
「恋」といえば……
冬の郡山のお楽しみ食材「鯉」を忘れてはなりません。年末年始に食べたという方も、今が旬の鯉をまだ食べていないという方も必見!
今回は郡山の「鯉」をご紹介します!
郡山の特産品といえば「鯉」!
時代は明治、郡山は安積疏水の開拓を契機に、溜池での鯉の養殖が盛んになりました。
その背景には、養蚕も盛んだったことから鯉の餌となる蚕のさなぎが十分にあり、水と餌という条件がそろった鯉の養殖に適した地域だったようです。
猪苗代湖のミネラル豊富な水で育った郡山の鯉は、鯉こく(鯉のおみそ汁)や鯉の甘露煮などに調理して食べられています。
そんな鯉は「盆暮正月は鯉」と言われるように、おめでたい席で食べられることが多いです。家庭だけではなく学校給食でも鯉給食が採用されています。時には、一緒にお仕事をさせていただく地元出身者の方からは「私が子どもの頃に給食に鯉が出たきたことがあります!」と思い出話に花が咲くことも。
最近は鯉のレトルトカレーや鯉のジョルミールキットが発売されるなど、鯉食文化は時代に合わせて様式を変え、色々な形で注目されています。
あなたはどんな鯉が好き?
私自身、郡山に来る前に一度だけ鯉を口にしたことがあります。
短大生の頃、栄養士養成コースだったこともあり調理実習では多国籍料理に触れる機会も多くありました。そのメニューの一つとして鯉の丸揚げにあんかけをかけた中国料理を調理し、試食したことがありました。ただ、食べたはずなのにどんな味だったとかは何も覚えていないのです。残念…。
鯉の額を包丁の背で叩き、脳震盪させている間に調理を行うというインパクトが強かった部分しか覚えていませんでした。
記憶にないということは、多分美味しかったんだと思います。
郡山へ来てから初めて食べた鯉の味、通称「初鯉の味」は鯉のお刺身でした。
プリプリとした身に程よく脂が乗って、泥臭さなんて一切感じません。脳震盪させて調理する印象しかなかった鯉が一気にバラ色へ!鯉ってなんて素敵なの!
鯉を食べるなら今でしょ!
いかがだったでしょうか。
「鯉に恋する郡山」ホームページを拝見すると、当初市内での鯉取り扱い飲食店が3店舗しかなかったところが、今では何倍とかの次元を超えて多くの飲食店さんで取り扱われています。
また、1月11日〜3月7日までは鯉食キャンペーン2023も開催され様々な景品も当たるようです。すごい力の入れようですよね。
とはいえ、キャンペーンにちょっと乗っかっちゃおうかな、という気持ちが働いてしまうほど、鯉食キャンペーン加盟店さんの鯉食メニューはとってもおいしそうなのです!
おすしが大好きでおすし大臣を任命されたいくらいのえみたろは、鯉の押し寿司が気になってしまいます。
みなさんはどんな鯉料理がお好きですか?
【自己紹介】
みなさん、初めまして!福島県郡山市の地域おこし協力隊、菅井恵美と申します。
私は東京生まれ東京育ちで、高校~大学と調理師や栄養士の勉強をしてきました。卒業後は区立保育園などに勤務していましたが、「地域に関わるお仕事がしたい!」と思い2020年6月に福島県郡山市へ移住しました。
郡山市はご飯がおいしいし人も温かい、とても住みやすい街だと感じています。このコラムではそんな素敵な町、郡山市の魅力を余すところなくお伝えしていきたいと思いますので、よろしくお願いします!