おむすびはファストフードであり、スーパーフード!? 

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おむすびはファストフードでありスーパーフード!?

みなさん、こんにちは!
野菜ソムリエプロ、料理研究家の「いそくみ」こと磯貝久美子です。
みなさん、「おむすび」の具材は何が好きですか?梅干し?鮭?昆布?
私は、1つ選ぶなら鮭が好きです。
しかし、私が作る「おむすび」は、「明太高菜チーズ」「サバと枝豆と塩昆布」「唐揚げマヨ明太」等、大抵2種類以上の具材が入っています。
炭水化物抜きダイエットをされる方もいらっしゃるかと思いますが、実際はPFCバランスが整うことが大事で、偏った食生活は体を回す栄養が不足することになります。
炭水化物は体や脳を動かすエネルギー源なので、不足すると疲れやすくなったり、集中力がなくなったりします。
取り過ぎが太るのであって、程々に摂取すれば太りません。

 

 

 

「おむすび」と「おにぎり」の違い

「おむすび」と「おにぎり」。
みなさんは、どちらの呼び方をしますか?
実は「おにぎり」と「おむすび」に大きな差や意味の違いはなく、歴史背景や地域などによって呼び方が違うだけだったのです。
しかし、今では地域による違いがなくなっているので自身が親しみのある、呼びやすい方を使っている人が多いのです。
私は作る時に、ぎゅうぎゅうに握らずに、ふんわり優しく形を整える程度にします。
そうすることでお米がふんわりしていて、食べる時にお米がほどける感じになります。
結ぶように作るので「おむすび」と呼んでいます。

 

 

 

急ぐ時こそ、お米を鍋で炊いてみませんか?

鍋で米を炊いたことはありますか?
ハードルが高そうに思われるかもしれませんが、実は簡単に早く炊けますよ。
お米1合に対して200mlのお水を鍋に入れて火にかけ、沸騰するまで強火で加熱し、沸騰したら弱火で12分加熱し、10分蒸らしたら完成です!
短時間で美味しいごはんが食べられるのです。
ちょっと手間はかかりますが、さらに美味しい炊き方もご紹介します。

1.米ははかりで重さを量ります。2合なら300gです。
浸水はしっかり30分以上しましょう。

2.鍋をはかりの上にのせ、ゼロ表記にします。浸水させて水切りした米を入れ、水を加えて合わせて最初に計量した米の2.5倍にします。2合なら750gです。

3.蓋をした鍋を火にかけ、強火で6分加熱します。6分経ったら蓋を開けて沸騰しているか確認します。沸騰していなければ、蓋を閉めて1分単位でタイマーをかけて沸騰するまで確認します。ただし、蒸気が逃げてしまい、水分量も減ってしまうので、なるべく最低限の開閉にしましょう。

4.蓋を開けて沸騰していたら鍋底から米をかき混ぜましょう。
ここで混ぜることが焦がさないポイントです。

5.再び蓋をして再弱火で15分加熱します。20分蒸らしたら完成です!

 

「赤子泣いても蓋取るな」という言葉もありますが、炊飯中に火にかかっている間は、中の様子をみる為に、数秒蓋を開けるのは大丈夫です。蓋を取ってはいけないのは、火を止めた後、蒸らしている時です。
最初の炊き方はまあまあ美味しく早く炊けます。後の炊き方だと手間はかかりますが、凄く美味しく炊けます。
炊飯器の機能を使い分ける様に、鍋炊きもその時々で使い分けるといいですよね。

 

 

 

おむすびの具にもピッタリ!「ツナのオイル煮」

ここでおむすびの具材としても重宝する常備菜「ツナのオイル煮」をご紹介します。

材料
マグロ100ℊ
塩 小さじ1/2
オリーブ油 適量
ローリエ 1枚
にんにく 1かけ
お好みのハーブ、塩、コショウ 適宜

 

作り方
1.マグロに塩をまぶしてラップをし、冷蔵庫で暫く寝かせます。

2.マグロの水分をキッチンペーパー等で取ります。マグロに対して大きすぎないフライパンに、つかないタイプのアルミホイルを敷いてマグロをのせ、ヒタヒタのオリーブ油と調味料やハーブを加え、蓋をして片面5分ずつ弱火で加熱します。

3.火を止めて蓋をして粗熱が取れるまで放置したら完成です!

 

マグロはアミノ酸タップリで貧血予防に欠かせない成分も豊富なのです。
市販のツナ缶とは、ひと味違う「ツナのオイル煮」是非、お試しください!
今回、おむすびの素晴らしさをお伝えしましたが、実は私「おむすび」と「味噌汁」のお店を開くことが、長年の夢なのです。
いつか、その夢が叶ったら、是非いらしてくださいね!

 

 

 

【自己紹介】
福島県在住の野菜ソムリエプロ、食育指導士、三ツ星タマリエなど食の資格を持つ料理研究家の「いそくみ」こと磯貝久美子と申します。
プライベートでは、ひとり親として大学生、高校生、中学生の三姉妹の母をしております。このコラムでは食育をメインに約4年前から2年かけて-22kgの減量を達成した経験をいかしてダイエットの話、ひとり親ならではの子育て論、生活の知恵等を発信していきます。よろしくお願いいたします!