今年の干支は寅 郡山の伝統工芸品でおうちを彩ろう!

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(7)郡山のかわいい伝統工芸品!伝統の良さも今っぽさも取り入れよう

 みなさん、こんにちは!福島県郡山市地域おこし協力隊の「えみたろ」こと菅井恵美です。

2022年も始まりましたが、いかがお過ごしでしょうか?

昨年に引き続き、本年もえみたろコラムにお付き合いいただけたら嬉しいです!

 

 さて、お正月ムードも落ち着き、1月もあっという間に下旬。

タイトルの通り今年の干支は「寅」。色々なところで「寅」を目にした方が多いのではないでしょうか。あまり知られていませんが干支にはそれぞれ意味があり、寅年は「成長」や「始まり」の年と言われているのだそうです。

 今回のコラムでは、皆さんにとって「成長」や「始まり」の年となるように、郡山の「伝統工芸品」と「寅・とら」をご紹介します!

 

 

300年の歴史!郡山市西田町の高柴デコ屋敷

 郡山市西田町には、300年余りの歴史がある「高柴デコ屋敷」があり、4軒の家々が張子人形や三春駒などを作り伝統を引き継いでいます。

 

「デコ」とは人形のことで、西田町高柴では江戸期の元禄時代から和紙を使った張り子の人形(デコ)を作っており、その工人の集落を昔から「デコ屋敷」と呼んでいるんです。

 

そんなデコ屋敷で作られている、それぞれの魅力溢れる「寅・とら」の張子はどんなものがあるでしょうか?

3つピックアップしてみました!

 

 

三春張子ならではの「腰高とら」

 腰高とらはデコ屋敷で作られてきた伝統的な三春張子のひとつです。

遠くへ狩りに行っても必ずすみかに戻るというとらの習性から、戦時中は出征した兵隊が無事ふるさとへ戻ってくるようにと願い、飾られていたのだそう。

かっと見開いた目や大きく開けた口、勢いよく伸びたヒゲ、うねるように高く上がった尻尾が躍動感溢れます。

 とらカラーの黄と黒の縞模様も可愛らしいですが、やわらかく馴染みやすいパステルカラーの腰高とらも作られています。お家の雰囲気に合わせて色合いを選んだり、伝統を取り入れながら「今っぽさ」が表現できます。

 

 

枡に入った「豆干支」は、その名の通りお豆入り!

 和紙の風合いが柔らかく可愛らしい「豆干支」シリーズは張子人形の中にお豆が入っており、「豆で達者で」という意味を込めて作られているのだそう。振るところころと軽やかな音が鳴ります。

一合枡入りも販売されており、こちらも「一生ますますよくなり枡ように」という意味が込められているんだそうです。

 こうした縁起担ぎもいいですよね♪

 

 

寅耳がついたかわいい「だるま」も!

 ころんと愛らしいサイズ感の豆だるまに寅耳がついた「干支だるま」シリーズ。

可愛らしい表情なので、小さなお子さん方にも馴染みやすい豆だるまとなっています。ひとつひとつ手作業で寅耳がつけられているので、唯一無二の個性豊かな豆だるまと出会えます。ぜひお気に入りの寅耳豆だるまを見つけてあげてくださいね。

 また、寅耳豆だるまと一緒に普通の豆だるまを飾るのもおススメです!

だるまの色にはそれぞれ意味があるので、一緒に願いを込めて飾るとさらに縁起が良さそうですよね!

我が家は仲間が仲間を呼び、家の中の一角がだるまで賑やかになっています。笑

 

いかがだったでしょうか?

伝統工芸品というと、お堅いイメージもあり近寄り難い印象を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。伝統の良さを残しながら、現代に馴染むよう日々変化しています。

こうした伝統工芸品を日常に取り入れると生活が豊かになるような気がして、私はとっても気に入っています!

みなさんもぜひ取り入れてみてくださいね。

 

高柴デコ屋敷ではだるまや三春駒などの絵付け体験もできますので、ご興味のある方はオリジナルの張子人形も作ってみてください!

 

また、今回は「高柴デコ屋敷」の4軒のうち「本家大黒屋」さんをご紹介させていただきました。

ご協力、ありがとうございました!

 

デコ屋敷本家大黒屋 ホームページ

https://dekoyashiki-daikokuya.co.jp/

 

 

【自己紹介】

 みなさん、初めまして!福島県郡山市の地域おこし協力隊、菅井恵美と申します。

私は東京生まれ東京育ちで、高校~大学と調理師や栄養士の勉強をしてきました。卒業後は区立保育園などに勤務していましたが、「地域に関わるお仕事がしたい!」と思い2020年6月に福島県郡山市へ移住しました。

郡山市はご飯がおいしいし人も温かい、とても住みやすい街だと感じています。このコラムではそんな素敵な町、郡山市の魅力を余すところなくお伝えしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。