【ひな祭り】ひし餅に見立てた、ちらし寿司を作ってみませんか?

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ひな人形はいつから飾る?

みなさん、こんにちは!
福島県在住の野菜ソムリエプロ、料理研究家の「いそくみ」こと磯貝久美子です。

3月3日は女の子のすこやかな成長と健康を願う、ひな祭り。桃の節句ともいいますね。

ひな人形は、立春(2月3日ごろ)から飾るのがひとつの目安。
ちょうど1カ月間飾ることができますね。
また、二十四節気の雨水(2月18日ごろ)に飾ると、良縁に恵まれるとも言われています。水は命の象徴であり、豊穣や子孫繁栄につながるのだとか。
どちらにしろ、遅くとも1週間前までには飾りましょう。
あわてて前日の3月2日に飾るのは「一夜飾り」といって縁起が良くないそうです。
また、啓蟄(3月5日ごろ)の日に片付けるのがいいとも言われています。

ひな祭りが終わったらすぐ片付けた方が良いと言われますが、「きちんと片付けできるように」との願いが込められているそうですよ。

ひな祭りに用意する食べ物

ハマグリのお吸い物
ハマグリの貝殻はもともと対だったものだけがぴったり合い、貝合わせなどの遊びで使われたことから、一生添い遂げる仲の良い夫婦にちなんでいます。
ハマグリの旬は2~4月ごろ。ちょうどひな祭りの時期ですね。

ひし餅
ひし餅の3色ですが、解毒作用が期待できるクチナシの実で色付けされたピンク(赤)には、「魔除け」「先祖を尊ぶ心」といった意味が込められているとされています。また、白には、繁殖能力の高さや血圧を下げる作用が期待されるひしの実が入っていることから、「子孫繁栄」「長寿」「清浄」が祈願されているそう。そして、「厄除け」「健康」の意味を持つとされる緑は、増血作用があるとされる蓬(よもぎ)の新芽で色付けされているのです。
桃の節句のひし餅には、女の子の健やかな成長と豊かな人生への願いが込められています。

ひなあられ
上のひし餅を、外でも食べやすくするために砕いて焼いたのが「ひなあられ」の発祥とも言われています。
また、関東地方ではお米の形のままの「ポン菓子」も一般的です。

ちらし寿司
かつてにお祝いごとに提供されていた「なれ寿司」が、だんだん「ばら寿司」へと変化していき、彩りの良い「ちらし寿司」が好まれるようになったようです。

 

 

ひし餅に見立てた、ちらし寿司を作ってみませんか?

ひな祭り、皆様のご家庭では何を召し上がりますか?女の子の健やかな成長と豊かな人生への願いが込められているひし餅に見立てた
牛乳パックで作る【ひし餅風3段ちらし寿司】
をご紹介します。

材料(2人分)
・温かいご飯 400g
・かんたん酢 大さじ3
〈すし飯の具〉
・桜でんぶ 大さじ1
・青のり 大さじ1
・鮭フレーク 大さじ4

〈炒り卵〉
・たまご 1個
・砂糖 小さじ1
・塩 少々
・サラダ油 小さじ1
〈トッピング〉
・きぬさや 4枚
・いくら(醤油漬け) 大さじ2
・スモークサーモン 適量

作り方
①牛乳パックを高さ7cmにはさみで切る。
②卵に砂糖、塩を加え、フライパンにサラダ油を熱し、炒り卵を作る。きぬさやのヘタと筋を取ってサッと湯通しし、斜め半分に切る。
③ボウルに温かいご飯とかんたん酢を混ぜ、3等分に分ける。1つに桜でんぶ、1つに青のりを混ぜ、もうひとつはそのままにしておく。
④まな板の上にラップを敷き、牛乳パックを置く。牛乳パックの中に、青のり酢飯、酢飯、鮭フレーク、桜でんぶ酢飯、炒り卵の順に詰める。(スプーン等で押し固めながら詰める。)
ラップを外して、盛り付けようのお皿に移し替え、牛乳パックをゆっくり外す。炒り卵の上にトッピングしたら完成です。

お好きな具材でアレンジしてみてくださいね。

 

【自己紹介】
福島県在住の野菜ソムリエプロ、食育指導士、三ツ星タマリエなど食の資格を持つ料理研究家の「いそくみ」こと磯貝久美子と申します。
プライベートでは、ひとり親として大学生、高校生、中学生の三姉妹の母をしております。このコラムでは食育をメインに約4年前から2年かけて-22kgの減量を達成した経験をいかしてダイエットの話、ひとり親ならではの子育て論、生活の知恵等を発信していきます。よろしくお願いいたします!